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振動解析・予兆保全/予知保全・バイタルセンシング・生体計測

振動解析というと、多くの場合「異常検知」や「故障診断」を思い浮かべる方が多いかもしれません。確かに、設備の状態監視や予兆保全において、振動解析は重要な役割を果たしてきました。

一方で、振動は「異常が起きた結果」だけを示すものではありません。振動の中には、構造や条件がどのように組み合わさっているかという情報が、そのまま現れています。

例えば、同じ刃具・同じ工作機械であっても、加工条件がわずかに変わるだけで振動の様子は大きく変化します。その変化は、単なるノイズではなく、「この条件では安定している」「この条件では不安定になりやすい」といった構造的な特徴を反映しています。

もし、設計・試作段階で振動の挙動を丁寧に観察し、どの条件で安定性が高いのかを把握できれば、製品の評価やユーザーへの提案は大きく変わります。異常が起きてから対処するのではなく、安定する条件をあらかじめ示すことが可能になるからです。

センスコムでは、振動解析を「問題が起きた後に使う技術」ではなく、「設計や評価の段階で構造を理解するための技術」として捉えています。振動は結果であると同時に、構造や条件の関係を映し出す指標でもあると考えています。

次回は、こうした考え方を踏まえた上で、製品開発のどの段階から相談できるのかについて整理してみます。

 

製品開発や評価の進め方について、課題感をお持ちでしたら、まずは情報交換からでも構いません。ご関心のある方は、お気軽にご連絡ください。

【第2回】振動解析は「異常検知」だけの技術ではありません
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